胆石は、胆汁がなんらかの原因で固まって石になったものです。胆汁は肝臓で作られるため、胆石ができる場所には、肝臓内、胆のうの中、胆汁の通り道の胆管があります。そのうち、発症数が多いのは胆のう内に結石ができる胆のう内結石です。
症状は、腹痛、発熱、黄疸の他に、胆石疝痛(せんつう)発作というお腹の右上の激しい痛みがあります。症状が現れるのは、脂肪分の多い食事を摂った数時間後に現れやすいとされています。
痛みが右肩や背中にまで響くことがあり、胸の痛みを感じるケースもあります。冷や汗、寒気、吐き気があり、黄色い液を嘔吐することもあります。
胃の不調や胃けいれんと勘違いする場合がありますが、放置すると危険ですので自己判断せず、こうした症状に気付いたらすぐに検査を受けてください。